生きづらさを感じている人へ 5月11日から毎月第2土曜日に「こころ塾」 福島県いわき市のガンプハウス

参加を呼び掛ける新妻さん(左)と吉野さん

 福島県いわき市平下神谷の古民家ゲストハウス「GAMP HOUSE(ガンプハウス)」で5月11日から、社会で生きづらさや人間関係の難しさを感じている人向けに「こころ塾」が始まる。

 こころ塾は毎月第2土曜日開催。初回は午前10時から古民家を営む「がんぷ村」代表でスクールカウンセラーなどを務める新妻唯昭さんがメンタルヘルス講座を開く。同11時からは社会福祉法人ハートフルなこそ理事長であがり症克服協会認定講師の吉野嘉晃さんがあがり症への対策や怒りの感情を制御するアンガーマネジメントを伝える。

 新妻さんは生まれつき聴覚障害があり、自身の経験から「心と体の健康は切っても切れない関係。自分の心と向き合う時間を提供したい」と話す。吉野さんも極度のあがり症で日常生活が困難になった時期があり、「こころ塾が自分の人生を取り戻すきっかけになれば」とPRしている。

 塾では和食ランチも提供し、いろりを囲んで懇談する。参加費は食事代込みで4500円。参加希望者はQRコードから事前に申し込む。

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 ガンプハウスでは5月4日正午から5日午後1時まで、「春のがんぷ祭り」が開かれる。餅つきや座禅体験、コンサートなどを催す予定。後援や協賛、出演者を募っている。問い合わせはがんぷ村へ。

(いわき版)

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