震災・原発事故で福島県郡山市に避難 富岡町と川内村関係者ら思いや経験語り合う 28日に「かたりべアワー」

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 NPO法人富岡町3.11を語る会主催の「町のアーカイブでかたりべアワー」は28日午前10時から、福島県富岡町のとみおかアーカイブ・ミュージアムで開かれる。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故により郡山市のビッグパレットふくしまに避難した富岡町と川内村の関係者らが当時の思いや経験を語り合い、教訓を引き継ぐ。

 町生涯学習課の共催。とみおかアーカイブ・ミュージアムで開かれている企画展「震災遺産を考える2024~ビッグパレットふくしま避難所を考える#1~」の連携企画として催す。

 ビッグパレットふくしまの避難所運営を県職員として担った天野和彦さん(現福島大特任教授)、川内村の遠藤雄幸村長、当時のビッグパレットふくしま副館長の鈴木政美さん、富岡町の竹原信也副町長、当時の富岡町社会福祉協議会職員の吉田恵子さんが出演する。避難所での行動やエピソード、次の災害への備えなどについてトークを繰り広げる。富岡町3.11を語る会の青木淑子代表が司会を務める。

 問い合わせは同会富岡事務所(平日午前10時から午後4時まで)へ。

 震災と原発事故の発生後、ビッグパレットふくしまには約5カ月にわたり避難所が設けられた。富岡、川内両町村の住民ら最大約3500人が身を寄せた。

(相双版)

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