4月27・28日「Jリーグ勝敗」予想 秘蔵っ子「先発」で大勝の浦和、琉球に「敗戦」G大阪に問題 3位の広島「負け越し」天敵 横浜FM「歴史を作った」代償

画像/サッカー批評WEB編集部

今回のtotoは、J1第10節の10試合とJ2第12節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

いよいよゴールデンウィークが始まる。楽しい黄金週間だが、Jリーグクラブにとっては厳しい連戦のスタートだ。

いや、連戦はすでに始まっている。その過酷な日程が、今節に影響を及ぼしそうなのだ。

J1は今週末の27、28日の第10節、5月3日の第11節、同6日の第12節と試合が続く。だが、クラブによっては、すでに連戦の真っただ中にある。ミッドウィークの24日に、試合をしているクラブがあるのだ。

ルヴァンカップは先週水曜日にも行われたが、今週水曜日にも、残っていた2回戦の9試合が開催された。その影響を受けそうなのが、「生真面目」な浦和レッズやガンバ大阪といったクラブである。

浦和は、ルヴァンカップでガイナーレ鳥取のホームに乗り込み、5-2の勝利を飾った。スタンドを埋めた数多くのサポーターも鳥取を盛り上げたようだが、この試合でペア・マティアス・ヘグモ監督は、誠実にもサミュエル・グスタフソンやチアゴ・サンタナら多くの主力を、先発で披露した。

そのルヴァンカップでは大勝したが、リーグ戦では連敗中だ。対して、今節対峙する名古屋グランパスは先週、ルヴァンカップを終えている。勢いの差、選手の体力を考えても、名古屋が勝点3を持ち帰ることになるだろう。

G大阪は「泣きっ面に蜂」だ。FC琉球とのルヴァンカップでは、初めてJ1クラブとの公式戦開催となった沖縄を大いに盛り上げたのみならず、白星献上という置き土産までしてきた。

ある程度の選手入れ替えはしたものの、福岡将太らを先発、あるいは交代出場であろうとも、遠征させた影響は出る。今節にまた選手入れ替えをしても、難しさは残ると思われ、鹿島アントラーズに3ポイントという土産を持たせることになるだろう。

■横浜F・マリノス「初のACL決勝進出」の代償

3位の広島も苦戦が予想される。水曜日に奈良クラブに6-0と大勝したが、ご丁寧に主力を多く投入してしまった。

気になるのが、ここまで6得点の大橋祐紀、加藤陸次樹を先発させ、満田誠も後半から投入と、前線の選手を使ったこと。得点力の陰りが懸念されるうえに、今節乗り込んでくる川崎フロンターレはホームでも負け越しと、苦手にしている相手だ。

ただし、近年権勢を誇った川崎も、現在16位と苦しんでいる。川崎が4試合連続無得点であること、今季の広島はドローが多いことも加味して、スコアレスもにらんだドロー決着を予想する。

連戦が一番響くのは、横浜F・マリノスだろう。こちらはルヴァンカップではなく、ACL準決勝第2戦を戦った。

初の決勝進出のため、アンデルソン・ロペスら主力を起用。初戦を落としていたが、前半だけで3点を奪い、逆転で準決勝を突破した。

ただし、PK戦までもつれ込んだことは大きな痛手。クラブの新たな歴史を築いたことは間違いないが、今節はその代償を支払うことになるだろう。

今節、連戦をプラスに変えるのは唯一、J2のブラウブリッツ秋田だ。延長戦までもつれたが、湘南ベルマーレを2-1で仕留めた。連戦であることに変わりはないが、J1勢とは違い、ホームで続けて戦える。投票率では、昨季J1を戦った横浜FCの勝利を予想する声が半数近いが、そうした予想は覆されるはずだ。

今回のtotoの購入締切は4月27日で、ネット決済による公式サイトでの販売は12時50分(コンビニ決済は11時)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分までとなっている。

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