名参謀とタッグ 竹田麗央が史上初の快挙へ「意識せず回れたら」

ツアー史上初の初優勝からの3週連続Vを狙う(撮影/内山孝志朗)

◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 事前(25日)◇浜野GC(千葉)◇6669yd(パー72)

今週、ツアー史上初の「初優勝からの3週連続V」に挑戦する竹田麗央だが、テンションはいつもと変わらない。世界ランキングが59位に浮上したことで、エントリーしていた22日(月)の「全米女子オープン」日本地区最終予選会の出場をキャンセル。「火曜くらいまで疲れがありましたけど、もう大丈夫」と元気いっぱいで千葉に乗り込んできた。

初出場だった前年大会は25位。舞台の浜野GCは直近の2試合とは異なり、比較的フラットなコース。さらに、今年はアウトとインを入れ替え、今季ツアーで唯一のパー3の18番(186yd)となる。「結構距離があるので、バーディというよりかはパーでいい」と警戒する。

今週は清水重憲キャディ(左)とタッグ(撮影/内山孝志朗)

開幕前日のこの日はプロアマ戦に出場し、18ホールをラウンド。「全体的に距離が長いので2打目が長い番手になるホールもあるけど、そのあたりをうまくしのげたら」と攻略のポイントを挙げた。

すぐ横には心強い味方もいる。前週は兄・有男(ゆうた)さんがバッグを担いだが、今週はイ・ボミ(韓国)らをサポートした清水重憲キャディを相棒に据えた。開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」と第2戦「明治安田レディス」以来、今季3度目のタッグ。「今週はいっぱい(アドバイスを)聞こうかな」と“名参謀”に信頼を置く。

開幕前日はプロアマ戦に出場(撮影/内山孝志朗)

初日は小祝さくら、尾関彩美悠とのペアリングで、午前10時50分に1番からスタートする。快挙達成に挑戦する21歳は「(3週連続Vを)やりたい気持ちはあるけど、プレー中は意識せずに回れたら」。普段通りを心がけながらも「頑張ります」。短い一言に力を込めた。(千葉県市原市/内山孝志朗)

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