「テンハフとは違う」リヴァプール新指揮官候補、上田綺世のフェイエノールト監督スロットが“うまくいく5つの理由”

今季限りでユルゲン・クロップ監督が退任することが決まったリヴァプール。新しい指揮官が誰になるのか注目されている。

これまでシャビ・アロンソやルーベン・アモリン、ロベルト・デ・ゼルビなどの名前が上がってきたが、それらの指揮官はリヴァプール就任を断ったと伝えられている。

そして先日から大きな話題となっているのが、上田綺世が所属しているフェイエノールトの指揮官アルネ・スロット氏。

メディアではすでにリヴァプールとフェイエノールトの間で交渉がスタートしているとも伝えられており、それも比較的良好に進められているようだ。

アルネ・スロット氏の契約は2026年まで残っているものの、リヴァプールへ移ることには前向きであり、アシスタントのシプケ・フルショフとともにイングランドへと行きたいと考えているそう。

また、リヴァプールはアルネ・スロット氏の代理人であるラファエラ・ピメンタと関係が深く、交渉のハードルも少ないとのこと。

『Liverpool Echo』によれば、ヨーロッパのサッカーを専門とする評論家のアンディ・ブラッセル氏は「スロット監督はリヴァプールに適性がある」と語っているそう。

「フェイエノールトの勝点や戦い方を見てみれば、通常のシーズンなら優勝していると思うよ。ただPSVアイントホーフェンがあまりにも傑出していた。

彼らはカップ戦では優勝しており、長年にわたってアグレッシブなサッカーで一貫した成績を収めてきた。

そしてコロナ禍の2019-20シーズン、リーグが突然停止されなければアルネ・スロットのAZアルクマールは間違いなく簡単に優勝していただろう」

「チームを育成して若い選手を使っていくという考え方は、今のリヴァプールにとても合っていると思う。

またアルネ・スロットが望んでいる攻撃のスタイルはリヴァプールのファンにとって非常に魅力的なものだ。チームは常に相手にプレッシャーをかけ、ゴールを奪うために守りをすること。

メディアの前でクロップのように振る舞える監督は他にいないが、スロットも全く萎縮しない人物だ。ローマとの試合ではジョゼ・モウリーニョとやり合い、引き下がらなかった。

アヤックスからマンチェスター・ユナイテッドに行ったエリック・テン・ハフとの比較は避けられない。ただテン・ハフのアヤックスは、彼が最後に指揮した6ヶ月で守備に大きな問題を抱えていた。

そしてエリック・テン・ハフが率いているマンチェスター・ユナイテッドでも守備面の不安定さは見られている。つまり彼はそれらの問題を解決できない。

一方、アルネ・スロットのフェイエノールトはエールディビジで最高レベルの守備記録を持っており、過去2年に渡ってそれを続けてきた」

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マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフは守備面の問題を解決させる方法を知らないように見える一方、アルネ・スロットはディフェンスでも組織を構築できるという。

また攻撃的でプレッシングを中心としているスタイルはリヴァプールにも合うと考えられるそうだ。

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