パワハラ認定で愛知・東郷町長辞職へ 「心からおわび」セクハラ認定の岐阜・池田町長も辞職願提出、引退へ

2つの自治体で相次いで表面化したハラスメント問題は、共に町長を辞職する事態となった。

その1つ、愛知・東郷町の井俣憲治町長(57)は25日朝、町議会に対し、辞職する考えを明らかにした。

東郷町の井俣町長は、25日朝に開かれた町議会の全員協議会で、複数の職員へのハラスメントを認定した第三者委員会の報告書の内容をふまえ、辞職する考えを示した。

24日夕方、議長宛てに辞職願を提出し、5月2日で辞職する意向を伝えたという。

東郷町によると、井俣町長が5月2日まで在籍した場合、6月に200万円余りのボーナスが支払われるという。

一方、セクハラ問題で辞職に追い込まれたのが、岐阜・池田町の岡崎和夫町長(76)。

25日朝、議長に辞職願を提出した。

岡崎町長は2023年7月、女性職員らからセクハラを告発され、24日に公表された第三者委員会の調査報告書で、延べ15人にキスをしようとしたり、町長室で体を触ったりするなどのセクハラ行為が認定されていた。

岡崎和夫町長「町民のみなさまにも、心からおわび申し上げたい。本当に申し訳ないという思い。独りよがり、裸の王様だったのではないかと昨晩考えていた」

辞職願は26日付で、岡崎町長は引退するとしている。

© FNNプライムオンライン