3年で6回詐欺防ぐ 広島1位 コンビニに感謝状

若林生活安全部長(中)と井本憲吾竹原署長(左)からねぎらいの言葉を受ける坂田店長

 広島県警は25日、特殊詐欺の被害を防いだとして、竹原市のファミリーマート竹原下野店に感謝状を贈った。「特殊詐欺被害防止優秀店」の認定制度を始めた2021年7月以降、被害防止は県内店舗で最多の6回目。竹原署で式典があり、県警の若林栄児生活安全部長が功労をたたえた。

 同署などによると、3月12日、同店で60代男性が電子マネーカード5万円分を購入後、再び10万円分を買おうとしたのを男性スタッフが不審に思い、使い道を尋ねた。「パソコンがウイルスに感染した」などと話したため詐欺と判断し、同署に通報。架空料金請求の詐欺と判明した。

 坂田まさ子店長(50)が代表して若林生活安全部長から感謝状を受け取った。「詐欺の手口は巧妙化している。地域とともにある店として、お客さまを守りたい」と力を込めた。

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