中国(寿光)国際野菜科学技術博覧会が開幕 山東省

中国(寿光)国際野菜科学技術博覧会が開幕 山東省

第25回中国(寿光)国際野菜科学技術博覧会で展示されたジャンボカボチャ。(資料写真、寿光=新華社記者/高天) 

 【新華社済南4月25日】中国山東省寿光(じゅこう)市で20日、第25回中国(寿光)国際野菜科学技術博覧会が開幕した。今年は600余りの新品種、約80の新モデル、100以上の新技術を展示、世界から新品種や新技術を携えた多数の企業が協力関係を求めて参加する。

 寿光市人民政府副市長で、中国農業科学院寿光野菜研究開発センター副主任の許鉄敏(きょ・てつびん)氏は、「国内外の野菜産業分野の先進技術と栽培モデルを毎回展示し、欧州やアジアからの参加企業が交流と協力を行っている」と説明した。

中国(寿光)国際野菜科学技術博覧会が開幕 山東省

第25回中国(寿光)国際野菜科学技術博覧会で展示されたトマトの木。(資料写真、寿光=新華社記者/高天)

 今回が2回目の参加だという韓国の実業家の李千碩(イ・チョンソク)さんは、「見学者として参加した去年、中国農業の発展の速さを感じ、協力のチャンスを見た。今年は出展者として参加し、中国の農業企業との交流と協力を強化したい」と話した。

 同市では常時8千人以上の基幹技術者を擁して、中国各地で野菜生産を指導し、提携パートナーに「建設、植え付け、生産、管理、販売」一体化サービスを提供している。大まかな統計によると、現地では30社以上の企業や合作社(協同組合)が農業分野の国際事業を展開しており、日本、韓国、ロシア、インド、ウズベキスタンなど30以上の国と地域を網羅している。年間取引額は30億元(1元=約21円)近くに上り、毎年80万トン以上の野菜を輸出している。

 同博覧会は5月30日までの予定。(記者/叶婧、高天、袁敏、張力元)

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第25回中国(寿光)国際野菜科学技術博覧会で展示された「回転式栽培機」の技術。(資料写真、寿光=新華社記者/高天)

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第25回中国(寿光)国際野菜科学技術博覧会で展示された長いヘチマ。(資料写真、寿光=新華社記者/高天)

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第25回中国(寿光)国際野菜科学技術博覧会で展示されたトウガン。(資料写真、寿光=新華社記者/高天)

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