被災した仏壇仏具の「お焚き上げ」

能登半島地震で被災した仏壇や仏具などを供養する「お焚き上げ」が25日、輪島市門前町の寺で執り行われました。

輪島市門前町和田にある専徳寺では、地震により仏像や仏壇が壊れ処分に困っているという声が多くの門徒から聞かれたことから、仏具を供養し火にくべる「お焚き上げ」を行いました。お焚き上げを前に、専徳寺には10軒の門徒から先祖代々、大切にしてきた仏像や仏壇などが次々と運び込まれました。

「本当に有難いなと思うてます。前から気にしていたから」

読経があげられたあと吉岡聡住職が仏具を火に投じ供養すると、門徒たちは感謝を込め手を合わせていました。

専徳寺 吉岡聡住職
「各門徒さんの家が被災して、各家にある仏壇も壊れたとゴミに出すわけにいかんし、弱ったなという声が聞こえてきました。お焚き上げをすることで前を向いて頂ければ有難いな」

専徳寺では今後も、仏壇や仏具を供養するお焚き上げを行っていくことにしています。

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