梅雨控え「土砂ダム」が作られた河川の対策は?

地震による土砂災害の対策工事について、国と県による検討委員会が開かれ、大量の土砂が崩落し、水の流れがせき止められる土砂ダムが確認された河川について、カメラによる監視活動など強化することを確認しました。

輪島市と能登町の6つの河川、14か所では地震によって「土砂ダム」が作られたため、北陸地方整備局では土砂の撤去や仮排水路の整備などの緊急工事を進めるとともに、カメラを設置し監視を行っています。

会議では、春先の雪解けによっての大きな変化は見られなかったことが報告されました。いずれの河川も大規模な土石流が発生する恐れはないとしながらも、今後は、梅雨時の大雨によって水かさが増し、ダムの決壊も懸念されることから、仮排水路の整備を急ぎカメラによる監視体制を強化し、情報を共有する体制を整えることにしています。

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