イカのかわいさ広めたイカ? 日本いか連合代表の26歳女性、ダイオウイカを公開解剖

「推しはコウイカ」と語るいかいかよしかさん

 しまね海洋館アクアス(島根県浜田、江津市)が企画したダイオウイカの公開解剖を手伝うため、メンバーたちと首都圏から駆けつけた。「ダイオウイカは日本海でないと会えない。存在感があり、かわいい」と目を細める。

 中学時代、人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」に登場した「ゲッソー」のぬいぐるみを買ったことがきっかけで、イカ好きに。「色の美しさと生態の面白さにはまった」という。イカに関する本を読み続け、大学でもイカを研究。在学中の2019年に「日本いか連合」を結成した。

 研究者、アクセサリー作家、写真家、ライターたち8人でイカの本やグッズ、歌を作ったり、イカ好きのパーティーを開いたり、水産庁とホームページ「イカペディア」を設けたり―。情熱と愛のすべてをイカに注ぐ。

 県内を訪れたのは今回が4回目で、いずれも研究発表会や公開解剖などイカ関連だ。「イカ好きの輪を広げ、イカのことなら私たちに相談してもらえるような存在になりたい」

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