立民、三木武夫元首相の孫擁立へ 次期衆院選、徳島1区

高橋永氏

 立憲民主党徳島県連は25日、次期衆院選の徳島1区に、三木武夫元首相の孫で広告会社に勤務していた高橋永氏(48)を擁立すると決めた。近く党本部に上申する。徳島1区は自民党、日本維新の会の現職と共産党新人が立候補を予定している。

 県連の庄野昌彦代表は持ち回りの常任幹事会後、徳島市内で記者団に「無党派層に浸透できる」と期待を表明。自民派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて、自民では自浄作用がないとして立民からの出馬を決意したと説明した。

 高橋氏は、三木氏の長女で参院議員を1期務めた高橋紀世子氏の次男に当たる。三木氏の出身地である徳島から国政進出を目指し、昨年7月に会社を退職した。

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