宝島さん夫妻は高級住宅街の空き家で暴行受けたか 都内で増加する空き家…危険は 那須2遺体事件

栃木県で夫婦の遺体が見つかった事件で、東京都内の空き家のガレージから血痕が発見され、夫婦がこの空き家で暴行を受けた可能性があることがわかった。

今回、暴行場所に「空き家」というキーワードが出てきたが、2023年、東京都が発表した資料によると、長く世帯主が不在であったり、取り壊し予定ではあるがそのままになっているという東京の空き家は、2018年時点で18万戸ということで、5年間で3万戸も増加している。

対策について、元埼玉県警捜査1課の佐々木成三さんに話を聞いた。

例えば、管理者所有している人たちに対しては、空き家に侵入させない、見せないような工夫をする。

窓ガラスが割れていたり、ごみが散乱したりしていると、「ここは管理がされていない、何をしてもばれないだろう」という認識をされる。
利用していなくても、片づけや管理をしっかりすることが重要。

さらに近隣住民の人たちに関しては、見慣れない人が出入りしているのを見たら、警察に相談・通報することが大切だ。

「もしかしたら犯罪組織の拠点になっているおそれもある」という目線で見てほしいという。

まだ主犯格とみられる人物がわかっていないので、その捜査も待たれる。

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