【新体操】鈴木歩佳 パリ五輪最後の予選へ「怖さやプレッシャーを楽しみながらやりきれたら」

壮行会に出席した主将・鈴木歩佳

新体操のアジア選手権大会(5月、タシケント)に挑む日本代表「フェアリージャパンPOLA」の壮行会が25日、都内で行われた。

今大会はパリ五輪の大陸別予選を兼ねた一戦で、すでに出場権を獲得している国を除いて、最上位になることが出場条件となる。日本はパリ五輪出場を懸けて挑んだ昨年の世界選手権(バレンシア)で出場枠を獲得できなかった。

5大会連続の五輪出場を目指す団体の主将・鈴木歩佳(ミキハウス)は、五輪出場をあきらめかけたこともあったというが、「最初からあきらめていたら絶対に夢はかなわない」と思い直したことを明かした。

最後まで戦い抜くことを決めた鈴木と代表メンバーは、先週のW杯バクー大会のフープとリボン・ボールで優勝し、努力が実を結ぶことを証明した。鈴木は「苦しい状況の中でも、いろんな方が支えてくれたり、たくさん言葉をかけていただいて、自分たちならできると思えるようになった」と振り返った。

もちろん最後の予選に向けた不安はある。それでも「そういう怖さやプレッシャーも全部楽しみながら最後までやりきれたらいいな」と力を込めた。

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