クマの目撃急増 県が今年度初の対策会議を開催

これからの時期クマの目撃が増えるのを前に今年度初めての対策会議が県庁で開かれ市街地で出没した際の対応などを共有しました。

対策会議には県の担当者や警察らおよそ20人が出席。
これまでのクマの出没状況や関係機関の役割を確認するとともに市街地に出没した際の情報伝達の流れなどを共有しました。

こちらグラフは記録が残る2023年以降2番目に多かった去年のクマの目撃件数を月別でまとめたものです。
4月は14件ですが5月には93件と急激に目撃件数が増えておりこれからの時期山菜採りなどで山に入る際には注意が必要です。

また近年市街地への出没や人的被害の発生が全国で相次いでいることなどから、4月16日にはクマが指定管理鳥獣に追加されました。
今後は生息状況の調査や捕獲などに国から交付金が支給される方針であることから、県は今年度クマ対策の強化を見込んでいます。

【県みどり自然課 石山栄一課長】
「指定管理鳥獣に追加されたということで制度を効果的に活用して対策を進めていきたい。(クマを)目撃した場合は市町村や警察に知らせること、何よりも身の安全を確保していただきたい」

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