宮古島市で一時ほぼ全域が停電 休校・休診 市民生活への影響

25日未明、宮古島市で大規模な停電が発生しました。

停電は昼前に完全復旧しましたが、県立宮古病院が一部診療を休止するなど影響が出ました。

こちらは宮古島にある沖縄テレビの情報カメラの映像です。25日午前3時12分ごろ建物の明かりが一斉に消えました。

信号機も消えてしまったため通勤や通学の時間帯には警察官が手信号で対応していました。

沖縄電力によりますと停電は最大でおよそ2万5000戸に上り市内のほぼ全域が停電しました。

この影響で県立宮古病院では外来患者の受け入れの休止を余儀なくされました。

院内では、非常電源っを稼動させましたが、市内全体での停電したため自宅で人工呼吸器を使用している患者を受け入れるなどの対応に追われました。

また、給食が提供できないとして多くの小中学校が午後から休校となりました。

▽保護者は:
「朝起きたら電気がついていなくて、朝の用意も全部が大変でした。」

▽保護者は:
「きょう学校行くの?行かないの?ってやりとりをはじめたり。給食あるの?ないの?何時に帰って来るの?仕事行ける?行けない?って。」

▽児童は:
「そのまま暗いままだったらこわいからすぐなおればいいなって思っている」

▽保護者は:
「電気が無いとなにもできないので、電気のありがたさを痛感しました。」

電気が完全に復旧したのは停電から8時間半後の11時45分頃でした。

沖縄電力は発電所内の設備で何らかの不具合が起きたとみて詳しい調査を行っているとしています。

宮古島市の座喜味市長は、「電力は必要不可欠なライフラインであり、市民の生命を守る医療機関でも診療制限などの対応を取らざる得なかった。沖縄電力には、電力供給が市民の生命に直接関わっていることを再確認していただき、再発防止に努めて頂きたい」とコメントを発表しました。

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