「やわらかさの中にもシャキシャキ感」「甘さが違う」湯田川温泉孟宗まつり・5年ぶりに山形市で開催

山形市で、5年ぶりに旬の「湯田川孟宗」を味わえるイベントが開かれた。能登半島地震の被災地を支援するチャリティも兼ねていて、訪れた人が出来立ての孟宗汁を堪能した。

(リポート)
「山形市の霞城セントラルです。こちらにはずらーっと長い行列ができています。みなさんのお目当てはこちら、庄内の春の味“孟宗汁”です。いい香りが漂っています」

今回で17回目となる「湯田川温泉孟宗まつり」は、旬を迎えた湯田川孟宗の魅力をPRしようと、湯田川温泉観光協会などが企画した。
コロナの影響で今年は5年ぶりの開催となった。

能登半島地震の被災地の復興を支援するチャリティを兼ねて行われ、200円以上の募金をすると、出来立ての孟宗汁を味わうことができる。
用意されたのは100キロの孟宗を使用した500杯。

湯田川で採れる孟宗は、えぐみがなくやわらかいのが特徴で、23日・24日の朝に収穫したものをすぐに下ゆですることで、新鮮なおいしさのまま提供された。

(市内から)
「楽しみにして来た。甘さがある。市販されたものより、やっぱり採りたてということがあるかもしれない、甘さが違う」
「(妻)初物というかあまり食べたことがなくて、やわらかくてすごく食べやすい。(夫)味噌味だけどちょっと酒粕が入っていておいしい」
「娘は初めて食べる、湯田川孟宗。おいしいね。ばくばく食べている。内陸であまり食べる機会がないので、こうやって山形で食べられるのは嬉しい」

そして、私も…。

(リポート)
「孟宗、大きいです! やわらかいんですけども、その中にしっかりとシャキシャキした歯ごたえもあります。味噌の甘みと酒粕のコク、とってもおいしいです」

(湯田川温泉観光協会・太田百合副会長)
「ようやくみなさんの前で孟宗汁を振舞うことができて大変嬉しい。旬の孟宗を湯田川の地元に、みなさんに足を運んでもらっておいしく食べてほしい」

500杯の孟宗汁は約1時間で完売し、集まった約13万6千円は全額が復興支援に充てられる。

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