「放火です。家の外に人影があった」110番通報 民家2棟全焼 男性(81)と連絡が取れず 長崎県新上五島町

25日未明、長崎県新上五島町で住宅2棟を全焼する火事があり、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。警察は放火の疑いもあるとみて調べています。

武末理宗記者:
「新上五島町青方郷の火災現場では屋根まで燃え、あたりには焦げ臭いにおいが広がっています」

火事があったのは新上五島町青方郷の住宅で、25日午前3時45分ごろ「家が燃えている」と住人の男性から警察に通報がありました。

警察によりますと、火はおよそ4時間後に消し止められましたが、この火事でいずれも木造2階建ての住宅2棟が全焼しました。

このうち2世帯が住む住宅の焼け跡から男性と見られる1人の遺体が見つかっていて、この家に住む竹山茂雄さん(81)と火事の後、連絡が取れていないということです。

全焼した2棟には合わせて3世帯5人が住んでいて、出火当時、竹山さんのほかに3人が家の中にいましたが、火事に気付いて逃げ出しケガはありませんでした。

火事を通報した男性は「放火です。家の外に人影があった」などと話していて、警察は放火の疑いもあるとみて、出火の原因を調べるとともに遺体の身元確認を進めています。

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