「目線が合うんですよ動物と」自閉症のアーティスト・石村嘉成さんが語る全長26メートルの動物絵巻【岡山】

天満屋岡山店で好評開催中の「石村嘉成展 生きものバンザイ!」。作品の見どころを石村さん本人が語るシリーズ企画です。今回は、圧巻!全長26メートルにも及ぶ大作です。

(石村嘉成さん)
「ワオッ!じゃじゃじゃん!

お客さんが楽しめる幻想的なイルミネーション。なんか屏風みたいな感じがしますね。この作品の名前は『アニマルヒストリー』です」

古代から現代にいたるまで、動物たちの変遷をたどった一大絵巻。描き上げるまでに1年かかりました。

(石村嘉成さん)
「今回は不安なチンパンジーも描きました」

(記者)
「チンパンジーは何を思っているのでしょう?」

(石村嘉成さん)
「どうして?何を思っているのか、まったく知らない」

(記者)
「嘉成さんにも分からない動物たちがいるんですね?」

(石村嘉成さん)
「まあ、そうですね」

絵の中の動物たちにストーリーを設定するのが石村作品の常ですが、「アニマルヒストリー」は見る側に解釈を委ねた大作です。

(訪れた人)
「今まで見た中で一番大きくて飾り方も迫力があって、見応えがあると思います」
「目線が合うんですよ動物と。展示してらっしゃる高さで。余計に引き込まれる感じがします。今回は」

「石村嘉成展 生きものバンザイ!」は、岡山市北区の天満屋岡山店6階葦川会館で5月12日まで開催されています。

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