日本原燃「再処理工場」9月中の完成目標維持を改めて強調 耐震評価データ 原子力規制庁から了承

青森県六ケ所村にある使用済み核燃料の再処理工場について、日本原燃は、9月中の完成目標を維持する考えを改めて強調しました。

日本原燃の増田尚宏社長は再処理工場について、22日の審査会合ですべての耐震評価データを原子力規制庁に示し、了承されたことを報告しました。

今後は、建屋と機器の耐震評価を行い、その結果を、6月の審査会合で示し始めることができれば、9月中のしゅん工に間に合うと話しました。

【日本原燃 増田尚宏社長】
「しゅん工目標を今変えるなんて気は全くありませんし、しっかり皆でその目標に向かって進めていくというのは変わっていません」

一方、装置の異常により運転を停止しているウラン濃縮工場については、原因究明と再発防止策を取りまとめ、4月中には遠心機へのウラン供給を開始する考えです。

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