SNS悪用の詐欺が急増 高崎署員ら啓発活動 群馬・高崎市

SNSを悪用して現金をだまし取る特殊詐欺が急増しているとして、群馬県の高崎市内で啓発活動が行われました。

群馬銀行高崎支店で行われた啓発活動。高崎署の署員らが市内の企業から提供されたラスクと一緒に詐欺の手口などが書かれたチラシを手渡しました。そして、銀行を訪れた人に「甘い話に注意してください」と呼びかけました。

「投資詐欺」や「ロマンス詐欺」はインターネットで知り合った相手に投資家を名乗って信頼させたり、恋愛感情を抱かせて現金をだまし取る手口です。

投資詐欺では、実業家の前澤友作さんやジャーナリストの池上彰さんなど著名人になりすました偽の広告が発端となるケースが増えていて、2023年1年間の全国での被害額は約278億円と過去最悪です。

高崎署によりますと、県内における投資詐欺などのSNSを悪用した詐欺は、2024年3月までに、12件発生し、被害額は1億4000万円にのぼっているということです。

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