ゴールデンウィークを前に観光客に安心して利用してもらうための遊覧船の安全点検 秋田・男鹿市

秋田朝日放送

北海道の知床半島沖で観光船が沈没し20人が死亡した事故から2年が経ちました。大型連休が迫るなか、観光客に安心して遊覧船を利用してもらおうと秋田県男鹿市では設備の安全点検が行われました。

秋田運輸支局と秋田海上保安部は知床の事故を受け2022年から合同で遊覧船の安全点検をしています。男鹿市の遊覧船では救命胴衣が十分に積み込まれているかや出航中止の判断基準が適切かどうか、外に通じるドアは水が入らないように密閉されているかなどを念入りに確認しました。

男鹿遊覧透視船では知床の事故を受け新たに携帯が義務付けられた衛星電話の導入が間に合わず2023年はゴールデンウイークの予約を全てキャンセルせざるを得ませんでした。さらに新型コロナの影響もあり去年1年間の利用客は約千人ほどとそれまでと比べ8割以上減少したといいます。25日の点検では問題は見つかりませんでした。男鹿遊覧透視船は安全第一優先で運航するとして観光客には安心して楽しんでほしいと話しています。

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