対策講じるも依然横行…無料招待券の転売 となみチューリップフェア

23日に開幕した「となみチューリップフェア」を巡り、市民向けの無料招待券などがフリーマーケットサイトで転売されていて、主催者が対応に苦慮しています。

富山の春を彩る「となみチューリップフェア」は、300品種、300万本の花が咲き競う国内最大級の花の祭典。

国の内外から例年30万人が訪れる人気のイベントですが…

市などが配布した無料招待券が、フリーマーケットサイトなどで転売される事例が相次いでいます。

サイトでは、1枚1000円前後で売買されていました。

無料招待券は、フェアの主催者が「地域の人に関心を持ってほしい」と配布しているもので、2024年は3月に市の広報誌に2通ずつ折り込み、1万8千世帯に配りました。

また、フェアの協賛企業にも返礼品として渡しています。

転売は数年前から横行していて、主催者は対策として招待券に「売買禁止」の文字を印刷しました。

広報紙で配布したものにはことしから住所と氏名を記入する欄を設けましたが、サイトへの出品は止みませんでした。

サイトの運営会社に出品取り消しを依頼したものの「本人確認のない無料招待券の出品は違法ではない」として対応してもらえなかったということです。

主催者は、非常に残念と話し「心無い行為をやめて正しく利用してほしい」と呼びかけています。

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