久しぶりの青空を悠々と 子どもたちに“こいのぼり”寄贈

端午の節句を前に、高知市のおもちゃ販売店が園児たちに「こいのぼり」を贈りました。久ぶりの晴れ空となった25日の高知県内。こいのぼりは澄み渡った青空をバックにゆうゆうと泳いでいました。

1月に開園した「夜須こども園」にこいのぼりを贈ったのは高知市で人形やおもちゃを販売する「おもちゃのキャッツアイ」です。2015年から、香南市や香美市を中心に寄贈を行っていて、今回が9回目となります。子どもたち一人ひとりにミニサイズのこいのぼりもプレゼントされ、子どもたちは大喜びで、ミニこいのぼりを泳がせていました。こいのぼりのお返しは、元気いっぱいの歌声です。

晴れ渡った園庭に出るといよいよ、大きなこいのぼりを揚げていきます。

こいのぼりの長さは4メートルです。近年、住宅の事情や飾るための準備を理由に、全国的に、こいのぼりを揚げる家庭が減っているといいます。こうした寄贈も、「風習を大切にして子どもの成長を見守ってほしい」という思いから行われていて、空高く揚がった大きなこいのぼりは、晴れわたった青空を悠々と泳いでいました。

「よかった」
「たのしかった」
(Q.こんなにおおきなこいのぼりみたことある?)
「ある!」
(Q.おうちにある?)
「おうちにはない」

(おもちゃのキャッツアイ 西内功 社長)
「もう感無量でございます。この笑顔のためにプレゼントしてるっていうふうなかたちですよ。やはり子どもたちは元気に育っていって、また高知県をより盛り上げて行っていただきたいと思っています」

夜須こども園は近くの保育所と幼稚園が統合して高台へ移転したばかり。初めて迎える端午の節句です。贈られたこいのぼりは5月いっぱい飾られるということです。

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