MLBはシーズン第４週（現地４月15～21日）の週間MVPを発表し、ア・リーグは２週連続でオリオールズの選手が選出された。この期間に地区１位のヤンキースに並ぶなど、好調を維持しているオリオールズ。前週の絶好調ルーキーに続いて、２年目の選手がチームの躍進を支えている。
前週はオリオールズのルーキー、コルトン・カウザーが週間MVPを受賞したが、今週は２年目のジョーダン・ウエストバーグが選出され、オリオールズの選手が２週連続で同賞を受賞した。
ウエストバーグは2023年６月にメジャーデビューし、68試合で打率.260、３本塁打、23打点を記録した。今季は開幕から主に三塁手でスタメン出場していたが、４月７日（日本時間８日）には打率が.194に落ち込むなど低調なスタートとなっていた。しかし、16日からの１週間は全６試合に出場し、打率.478、２本塁打、８打点と打撃開眼。メジャートップのOPS1.413をマークし、その間５勝１敗と好調だったチームを牽引した。
ナ・リーグではメジャー10年目のベテラン、フィリーズのトレイ・ターナーが昨年９月以来となる自身３度目の受賞を果たした。６試合の出場で打率.462、１本塁打、４打点、メジャートップの10得点もマークした。17日からは４試合連続でマルチ安打を記録し、打率を.350台に乗せている。
2018年と2021年に盗塁王のタイトルを獲得したターナーの快足は現在も衰えず、25日に失敗するまでイチローの45回に次ぐメジャー史上３位の連続盗塁成功を41にまで伸ばした。
オリオールズは首位のヤンキースにゲーム差わずか0.5の２位につけており、フィリーズも首位のブレーブスを追随する２位につけている。好調なチームの要因には絶好調選手の存在が欠かせない。さて今週はどのチームの誰がチームの躍進を牽引するのか。ブレイク選手の登場に注目しよう。
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