【オリックス】元球児のボートレース〝賞金王〟石野貴之が始球式「勝つ続けるには常に進化しないといけない」

始球式を行った石野貴之

ボートレースの賞金王が4連覇を目指すオリックスにエールを送った。25日の西武戦(京セラドーム)は「ボートレース住之江68周年! 太閤賞競走ナイター」として行われ、昨年のSGグランプリを制した石野貴之(41)が始球式に登場した。

「68」のユニホームに身を包んだ石野はきれいなフォームから若月のミットに見事なストライク投球。大きな声援を浴びた石野は「むちゃくちゃ緊張しました。ほっとしてます。練習しとけばよかった」と笑顔を見せた。高校時代は大阪の強豪・近大付で主将を務め、白球を追った。「精神的な部分というか上下関係もそうですし、礼儀とか、野球人生の中で培ってこれたことが今に生きている。憧れの職業だったんで選手を見るだけで興奮して緊張します」と感謝の気持ちを忘れない。

野球からボートレースの道に進み、大阪支部のエースとしてSGレースの優勝11回、2度の賞金王に輝き、トップに上り詰めた。石野は4連覇を目指すオリックスに対し「レースも野球もゲームなんで勝ったり負けたりですが、勝ち続けることがすごく難しい。常に自分が進化しないといけない。難しいことだけど、やはり4連覇、5連覇を目指してまた関西ダービーを日本シリーズでやっていただきたい」と常勝を願った。

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