牛肉やマグロを熟成させることでさらにおいしくなることは知られていますが、旬のサクラマスも熟成を経ると驚きのうまさに。富山県射水市で「熟成いみずサクラマス」がお披露目されました。そのお味とは。
25日に披露された「熟成いみずサクラマス」。サクラマスは、天然では、なかなか獲ることができない貴重な魚ですが、射水市では近畿大学水産学部の研究により養殖が可能となりました。
そのサクラマスをますますおいしくしたのが今回の「熟成サクラマス」です。
熟成することによりグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸の三大うま味成分が大幅に増えるだけでなく、とろけるような食感になります。
25日はスーパーや飲食店の関係者などを集めた試食会が開かれ、熟成日数の異なるいみずサクラマスの刺身を食べ比べして堪能しました。
関係者:「うまい」
射水市のブランド魚であるいみずサクラマスは、卵から成長育成までの養殖過程をすべて射水市内で行っています。
そのいみずサクラマスを血抜きし、一定の鮮度を保ちながら熟成したものが「熟成いみずサクラマス」です。
嶋田万祐子記者:「くずれちゃいそうなくらいやわらかいです。いただきます。すごいやわらかいです。もう1回食べたいですね。それくらいおいしいです」
熟成いみずサクラマスを手掛けた実行委員会によりますと、長期保存が可能な熟成サクラマスはフードロスにもつながるといいます。
坂本優さん:「まずは割烹の料理屋さんであったりとかもしくはレストランのほうでもお使いいただきまして、ほんとにまあ早く次はスーパーさんに取り扱ってもらったりする中で、どなたでも親しみやすい商品にしていきたいなって思っています」