奥日光に登山シーズン到来 男体山の開山祭

とちぎテレビ

奥日光に春の訪れです。登山シーズンの到来を告げる男体山の山開き「開山祭」が4月25日、日光二荒山神社中宮祠で行われました。

日本百名山のひとつ、奥日光にある標高2486メートルの男体山は2023年11月11日から冬の間閉山していましたが、4月25日に山開きを迎えました。

登山口にあたる日光二荒山神社中宮祠で神事が行われ、氏子や関係者など50人が今年の登山の安全を祈願しました。その後、中麿 輝美宮司によって登山道の入り口にある門のかんぬきが外されました。

開山祭は新型コロナの影響で規模の縮小が続いていましたが、今年は通常通りの開催となりました。

日光二荒山神社によりますと、2023年の男体山の登山客は3万6千人でコロナ禍前の水準に戻ったということです。栃木県内外からこの日を待ちわびた登山客が訪れ、午前中だけで100人を超える人が男体山の山頂を目指しました。

また、神社の周辺では栃木県警察本部にこの春設けられた山岳警備隊の隊員が山での遭難事故の防止に向けて広報活動を行いました。隊員たちは登山客らに登山計画書を申請するアプリの活用などを呼びかけていました。

© 株式会社とちぎテレビ