馳知事は仮設住宅について、県が「石川モデル」として提案した木造タイプが地元の市や町からの要望が少なく全体の0.1パーセントの6棟しか着工されていないことに疑問を呈しました。
馳知事:
「なんでこんなに木造が少ないのか疑問です。」
25日会見を開いた馳知事。
今月末までに仮設住宅が、5687戸着工され3368戸が完成する見通しを示しました。
知事が疑問を呈したのは、着工数に占める木造型の少なさです。県によるとプレハブ型が4340戸着工するのに対し恒久的な住まいとすることが可能な木造の仮設住宅は全体の24パーセント、1347戸にとどまっています。
特に知事が「石川モデル」として強調した戸建て風の仮設住宅はたったの6戸です。
馳知事:
「プレハブは処分しないといけない、木造・長屋は将来にわたって継続して住めます。プレハブを選んだのは命を守るという観点でだと思うが、どうしてこういう結果になったのか」
県は地元の自治体が敷地の確保や入居者の取りまとめを行う必要があることから計画から建設までに時間がかかるためだと説明しています。
県は最終的に仮設住宅は6400戸あまり必要と見込んでいて、着工に至っていないのはあと734戸。馳知事が言う木造仮設住宅は今後増える見込みはあるのでしょうか?