【静岡県知事選】立候補表明した鈴木康友氏がスタジオ出演③ 県東部・伊豆半島への政策は?子育て支援はどうする?

【スタジオ】

(徳増ないるキャスター)

Daiichi‐TVでは公式アプリ「シズオカン」で知事選緊急アンケートを実施していて4月25日の昼までに644人の方から回答を頂きました。その中で次の知事に力を入れてもらいたい政策を聞きました。その結果、「物価高騰対策」が一番多く、その次に「防災危機管理」「医療・福祉」「リニア問題」「人口減少対策」「子育て・教育」などが、上位に挙がっています。

(津川 祥吾アンカー)

鈴木さんはこの結果をどうみますか?

(鈴木 康友氏)

物価が急にあがりましたので生活に直結しますので、どうしてもそこは皆さん関心が高いところ。

(津川 祥吾アンカー)

幸福度に関係しますが。

(鈴木 康友氏)

そうですね。これはやっぱり所得を上げていくしかないですね。物価はどうしてもこれから上がっていく。それを追い越すような所得の上昇を生み出していかないと、これはなかなか静岡県だけでは難しい。国全体としても。

(津川 祥吾アンカー)

県としては何をしますか?

(鈴木 康友氏)

物価対策で、そこを補填するとかをしてもそれは短期的なことで終わってしまう。基本的には所得を上げていく。だから産業を豊かにしていく。賃金を上げられる環境を作っていかないと難しい。

(徳増 ないるキャスター)

視聴者から立候補予定者への質問が寄せられています。質問に答えていただきます。40代の男性、富士市の方です。「東部に対してどういうビジョンや政策を考えているのか?」今回東部地区や伊豆半島の政策をどうするのかという質問が大変多かった。

(鈴木 康友氏)

私ね、リップサービスじゃなくて、西から見ていて東部がとてもうらやましかった。市長時代にスタートアップ(企業)、ベンチャーの育成とか、首都圏からベンチャー企業を誘致するといった政策を一生懸命やっていたがどうしても遠い西の方までベンチャー企業を誘致するのが大変だった。これが三島から伊豆半島ってことになるとすごく首都圏とのアクセスもいい。どんどんベンチャー企業を誘致できるし、これからは全部移転させるのではなくて二拠点活動や二拠点生活、これがこれからの主流になってきている。サテライトのオフィスとかサテライトの住居とか、そういうものを伊豆半島とか、あの地域であれば、自然環境、観光資源ありますので、どんどんベンチャー企業を引っ張ってこられると思うし富士の上の方も産業集積が進んでいる。裾野にトヨタの「WovenCity」もできますし、まだまだ企業誘致できるので東部地域はすごくポテンシャルがあると考えている。

(津川 祥吾アンカー)

伊豆半島に関して半島防災というところがありますが。

(鈴木 康友氏)

能登半島の今回の地震で、半島が孤立しないようにかなりきめの細かな対策が必要。特に道路が寸断されたりして、そこに至るに(道が)一本しかないという事になると孤立集落になってしまうので。実は私が市長をしていた浜松も広大な中山間地域があって土砂崩れとかで道路が寸断されると孤立集落が生まれてしまう。その時にちゃんと迂回路があれば。そういうハード面も必要だし、きめの細かな対策を事前にやっておく必要がある。

(徳増 ないるキャスター)

子育て関係の質問も多く寄せられていました。浜松市の20代女性からは

「これから先子供たちが生きやすい県にするために何を考えていますか?母親になり不安です」

(鈴木 康友氏)

そうですね。私最初の市長選のスローガンが「子供第一主義」でして、結婚から妊娠、出産、子育て、教育も一貫して切れのない支援をしていくということで、静岡県で一番早く中学生までの医療費助成を実現した。そういう取り組みをいろいろやってきましたので、そういう路線は継承していきたいし、もう一つ大事なことは子供たちが夢を持てる社会にしていかないといけないと思う。やっぱり将来に対する不安感があって夢を持てないというのが一番不幸なこと。子供たちが安心して夢を実現できるような夢を追えるような県を作っていきたい。

(徳増 ないるキャスター)

静岡市の40代女性から「知事になったらまず何をしますか?」

(鈴木 康友氏)

先ほど、津川さんからご指摘を頂いた、能登半島地震で半島防災が今大きなテーマになっている。防災が非常に重要だと思う。防災も例えば浜松は大きな防潮堤を作りましたが、静岡県全部で防潮堤を作ればよいというのではない。伊豆の方にいくと防潮堤がいらないという地域もある。なぜかというと海が見えなくなって観光に大きなダメージを与える。伊豆半島では命と観光と両方必要。防災と観光をどう両立させるか、そういう施策も必要だし、きめの細かな防災対策が必要になってくる。

(津川 祥吾アンカー)

いろいろな方の意見を見ましたが、ちゃんと県民の声を聞いてください。一部の政党とか一部の団体の声だけではなく県民の声を聞いてくださいという声があった。是非これからも皆さんの声を聞いていただきたいと思う。

県知事選挙の投票日は5月26日です。鈴木さんありがとうございました。

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