小松菜奈、カバン1つで佐渡島に登場 松田龍平は驚き「フットワーク軽くて清々しい人」

イベントに登壇した松田龍平(左)と小松菜奈【写真:ENCOUNT編集部】

3月9日の第1子出産発表後、初の公の場となった小松

俳優の小松菜奈と松田龍平が25日、都内で行われた映画『わたくしどもは。』(5月31日公開)の完成披露試写会舞台あいさつに、ダブル主演の松田龍平、メガホンをとった富名哲也監督とともに登壇。小松は、3月9日に第1子を出産したことを報告後、初の公の場となった。

本作は、佐渡島を舞台に現世と来世の狭間で再び出会う男女の行方を描いた物語で、名前も過去も覚えておらず“ミドリ”と名付けられる女を小松が、不思議な運命に導かれるようにミドリと出会う“アオ”を松田が演じる。

小松と松田は本作が初共演だったそうで、それぞれの印象を聞かれると、松田は無口な人だと思っていたという小松は「(松田は)おしゃべりではないんですけどツッコミどころがたくさんあって、常にボケてくるんですよね(笑)。面白い方だなと思って、初めましてだったんですけど現場でもフランクですし、優しくて常にどんと構えているので安心感がありました」と語った。

松田は「ボケようと思っているわけじゃないですけど、気づいたらそういう感じになっちゃって(笑)。小松さんはそういうのをすかさず突っ込んでくれるので、すごく助かっています」とにっこり。

一方、小松の印象について松田は「すてきな方だなと……」と一言だけ発し、小松が「あれ? 本当ですか!?(笑)」と困惑すると、松田は「佐渡島の撮影で、船で島まで行ったんですけど、小松さんはカバン1つでふらっと1人で来ていて、フットワークが軽くて清々しい人だなって感じでしたね」と吐露。加えて、松田は「役とプライベートの隔たりがない感じというか、来た瞬間からカメラが回っていてもいいくらいの存在感ですてきだなって思いました」と絶賛した。

そして、本作のPRコメントを求められると、松田は「死者の話なんですけど、見終わったときに死に対して受け入れる心を持ってもいいんだなという気持ちにさせてくれるポジティブな映画だなと思いました」とアピール。小松は「小さい頃に死と向き合うときがあったときに不思議な体験をしたことがあって、それをきっかけに自分が亡くなったら魂はどこに行くんだろうとか、天国と地獄はあるのかなとか、そんなことを考えていました。見る人によって捉え方はさまざまだと思うんですけど、楽しんでいってもらえたらと思います」と笑顔で語った。ENCOUNT編集部

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