J1アビスパ福岡、9000万円の赤字 3億9900万円の債務超過 売上高は過去最高に

アビスパのエンブレム

J1アビスパ福岡は25日、サッカーJ1(当時)の千葉などでプレーした結城耕造氏(45)が新社長に就任する人事を発表した。古屋卓哉社長(35)が退任する。結城氏は現役引退後、福岡の筆頭株主であるシステムソフト社の副社長などを歴任していた。川森敬史氏(58)が代表権のある会長を引き続き務める。

クラブの2023年度決算は売上高が過去最高の28億7400万円(前期比2%増)と伸びたが、営業費用がかさんで純損失が9000万円となり、5期連続で赤字を計上。3億9900万円の債務超過となった。

債務超過は3期連続。Jリーグは25年度末までの債務超過解消を求めており、解消されなければクラブライセンスを剝奪される。オンライン取材に対応した結城社長は「競技の経験、企業役員の経験を融合して単年度黒字化、債務超過の解消を必ず成し遂げたい」と抱負を述べた。

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