夏の甲子園予選の行方占う重要な一戦 春季広島県高校野球大会、27日に2回戦

1回戦で昨秋準優勝の新庄を破った崇徳ナイン

 春季広島県高校野球大会は27日、広島市西区のバルコムBMW野球場などで2回戦8試合がある。勝てばベスト8が決まり、全国高校選手権広島大会のシード権を獲得。夏の広島大会の行方を占う上でも重要な一戦となる。

  選抜大会に出場した広陵は、4年連続のシードを目指し、瀬戸内と当たる。瀬戸内は昨秋に就任した広島東洋カープの選手、コーチを務めた永田利則監督が率い、戦いぶりに注目が集まる。

 昨夏準優勝の広島商は、1回戦で昨秋準優勝の新庄を破った崇徳と対戦。呉―海田は、昨秋の8強同士の好カードだ。海田は21年ぶりのシード権に挑む。

 国泰寺は19年ぶりのシードを狙い、一昨年夏の覇者盈進と戦う。三次と近大福山はともに16年ぶりのシードが懸かる。三次は昨秋3位の尾道、近大福山は総合技術と当たる。

 高陽東は7年ぶり、広島山陽は3年ぶりの8強を目指して対戦。昨秋8強の広島国際学院は、広島工大高と戦う。

 1回戦では新庄をはじめ、昨秋4位の福山、昨夏4強の呉港が敗退。夏のシード権を逃した。2回戦も実力校同士の組み合わせがめじろ押しで、好ゲームが予想される。

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