春の関東高校野球群馬県予選 ベスト8出そろう

雨のため順延となっていた春の関東高校野球県予選は4月25日が3回戦です。

小倉クラッチ・スタジアムの第1試合では、2023年の夏の王者・前橋商業と桐生商業がベスト8をかけ激突しました。

桐商は初回、前商先発伊藤の立ち上がりを攻めます。フォアボールで出塁したランナーを送りバントで2塁に進めると、打席には4番・都丸。初球をとらえた打球はライトの頭上をやぶるタイムリーツーベース。キャプテンの一打で桐商が1点を先制します。

2023年夏の甲子園を経験するメンバーが数多く残る前商は、2回から毎回得点圏にランナーを進めるものの桐商の好守備などに阻まれ、なかなか得点できません。しかし5回裏、前商は3番高橋一輝のタイムリーで同点とします。

なおもランナー3塁2塁と逆転のチャンスを作り打席には、5番髙橋風雅。鋭いあたりをセンターへ。2人のランナーが帰り、3対1とゲームをひっくり返します。

前商は6回からエースの清水をマウンドへ。清水は140キロ中盤のストレートを中心に桐商打線を抑え込みます。前商は、7回にも打者一巡の猛攻で4点を奪うなど、終わってみれば2ケタ安打で7得点。投げては3人の投手リレーで桐商打線をヒット1本に抑え、ベスト8進出を果たしました。

その他の試合結果です。

前橋商業は、ベスト4をかけ太田と対戦です。センバツ王者の健大高崎は完封勝ち。渋川青翠が去年の夏準優勝の桐生第一に逆転勝ちをおさめ、勢いそのまま健大高崎に挑みます。

前橋育英、商大附属がベスト8を決め、準々決勝で対戦します。

秋準優勝の明和県央は、9回に5点差を追いつき、延長の末、関学大附属を下しました。次は樹徳との対戦です。準々決勝は、27日と28日に高崎城南球場で行われる予定です。

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