ごみと間違えて廃棄か、黒ポリ袋入りのレンタルカメラ5台を紛失 京都府大山崎町

大山崎町役場

 京都府大山崎町は25日、天王山に有害鳥獣対策で設置していたセンサー付き自動撮影カメラ計5台を誤って廃棄したことを明らかにした。カメラは借用物品で返却予定だったが、黒色のポリ袋に入れて保管していたため、ごみと間違えて処分されたとみられる。

 町によると、カメラは携帯電話大手KDDIから無償貸与され、イノシシやシカなどの出没状況や生態系の調査のため、2022年3月に山中に設置。調査期間を終えて今年3月27日に撤去し、担当部署の倉庫でポリ袋に入れて保管していた。4月2日に紛失が発覚。前日のごみ出しで職員が誤って捨ててしまったとみられるという。

 同日開かれた町議会全員協議会で報告した。町はKDDIに謝罪し、43万8千円の賠償金を支払う方針。「再発防止のため庁内で共有し、適切な管理への意識を徹底する」としている。

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