米ペンシルベニア州に住む男が4月17日、強盗、不法侵入、および不法行為の罪で逮捕、起訴された。
アジア系住民の住宅を狙った、計画的な犯行とみられている。
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警察 の発表によると、逮捕されたのはフレデリック・グレイ被告(45)。強盗などの犯罪歴があり、一時は服役していた。
男は2023年9月、同州ベンセーラム近くのアジア系アメリカ人宅の地下室から侵入。スマートフォンと拳銃を所持していた。
住宅の監視カメラには、白いバンが逃走する様子が映っており、ナンバープレートから、車の所有者である被告を特定した。
当時、住宅に住む女性は不在だったため、ケガはなかった。
今年4月、警察が被告の携帯電話を押収。昨年9月に犯行をほのめかすメッセージが証拠として見つかり、今回逮捕、起訴に至った。
監視カメラの映像は、動画01:25あたりから。
地元警察のウィリアム・マクベイ署長は、テレビ局 の取材に対し、男以外にも複数の容疑者がいることを示唆した。
「男のスマートフォンからは、現場の場所や被害者の顔写真などを、他の誰かと共有している証拠が見つかりました」
マクベイ氏によれば、犯行グループは他にも、被害者を遠隔で監視するためのGPS追跡装置を、被害者が所有する車の下に取り付けていた可能性があるという。
犯行グループのやり取りからは、アジア系アメリカ人の地元経営者を明確なターゲットにした証拠も見つかっている。
米複数メディア によると、周辺の地域でも同様の犯罪が報告されており、警察は他にも被害にあった可能性のある人は、連絡するよう呼びかけている。
SNS には、「特定の人種を狙った…。ということは…ヘイトクライムじゃないか?」「(ヘイトクライムにあたるかどうか)司法がどのような判断を下すか注目したい」などといった声が上がっている。