元Jリーガー新社長「スポーツの経験、上場企業役員の経験を融合」 J1アビスパ福岡・結城耕造氏、経営改善「必ず成し遂げたい」

J1福岡の新社長に就任した結城耕造氏

J1アビスパ福岡は25日、古屋卓哉社長(35)が退任し、サッカーJ1(当時)の千葉などでプレーした結城耕造氏(45)が新社長に就任する人事を発表した。結城氏は現役引退後、福岡の筆頭株主であるシステムソフト社の副社長などを歴任していた。川森敬史氏(58)が代表権のある会長を引き続き務める。

古屋氏は退任に当たり「アビスパ福岡が日本のトップクラス(のクラブ)になるためには、結城氏に社長職を担っていただくことが最善と考えた」とのコメントを発表した。

この日発表されたクラブの23年度(23年2月~24年1月)決算は5期連続で赤字を計上。3億9900万円の債務超過となった。

オンライン取材に対応した結城社長は「約10年間のスポーツの経験、上場企業役員の経験を融合して単年度黒字化、債務超過の解消を必ず成し遂げたい」と抱負を述べた。

結城氏は早大在学中の2002年に市原(現千葉)入りし、広島やドイツ2部でもプレー。10年限りで現役を引退した。早大大学院の経営管理研究科を修了した後、不動産業・アパマングループのシステムソフト社傘下SS Technologies社の社長などを現任している。

千葉時代は主にセンターバックとしてJ1通算47試合に出場。02、03年には市原で福岡の長谷部茂利監督(53)と共に汗を流した。

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