【広島】栗林良吏痛恨被弾でサヨナラ負けも新井監督サバサバ「それは、もうしょうがない」

広島・新井監督

劣勢を追いつき、一時は追い越したが…。広島は25日のヤクルト戦(神宮)に8―9でサヨナラ負けし、連勝は4でストップ。再び勝率は5割を切った。

試合後の新井貴浩監督(47)が開口一番「よく追いついたと思うし、ひっくり返した試合。打線の反発力を感じた」と振り返ったように、2回終了時点では2―6。だが、ここから赤ヘル打線が粘り腰を発揮したのは、収穫でもあった。

ヤクルト先発・高橋奎から4回までに菊池の追撃弾などで4点を奪い返し6―6の同点とすると、6回には3番手・清水を攻め、代打・秋山や野間のこの日2本目の適時打などで、8―6と勝ち越しに成功。ロースコアを守り勝つ野球だけではないこと示した。

だが、この日は中継ぎ陣が踏ん張れなかった。8―7の1点リードから5番手・島内颯太朗(27)が代打・川端に同点打を許すと、9回は守護神・栗林良吏(27)が、一死からサンタナにサヨナラ弾を被弾し、今季初の5連勝はならず。

新井監督は「いつもいつも、ゼロで帰ってこれるわけではないから。それは、もうしょうがない」と、連勝ストップもサバサバした表情で球場を後にした。

© 株式会社東京スポーツ新聞社