【広島】二俣翔一がプロ初スタメン&初本塁打「めちゃくちゃうれしかった」

広島・二俣翔一

広島の4年目・二俣翔一内野手(21)が25日のヤクルト戦(神宮)に「7番・左翼」でプロ初のスタメン出場。2回の第1打席で、いきなりプロ初アーチをぶち込む離れ業をやってのけた。

1点リードの2回。ヤクルト・高橋奎のカーブを捉え「めちゃくちゃうれしかった」と左翼席に記念すべきプロ1号を叩き込んだ。二遊間、三塁など内野ならどこでもこなす21歳は、先発スタメンは、この日が初。「昨日(24日)の練習中に言われました」と新井貴浩監督(47)は、持ち味の打撃を生かすべく、左翼での抜擢に踏み切った。

そんな指揮官の期待に文字通り一発で応えた。「試合前はめっちゃ緊張しました。自分は今、どこのポジションでもやるので。どこでもチームに貢献するっていうのはあるので。ポジションは関係なくやってやろうという気持ちだった」。チームはサヨナラ負けで終わったとはいえ、試合後には新井監督の手引きで、記念球を持っての写真撮影も敢行。

試合後のロッカーへの続く道のりでは、ファンからも祝福も受け、激動の1日を終えた。

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