中国経済は世界経済成長の重要なエンジン 新華社経済円卓会議

中国経済は世界経済成長の重要なエンジン 新華社経済円卓会議

新華社のトーク番組「中国経済円卓会議」第4期で議論する参加者。(北京=新華社配信/李賀)

 【新華社北京4月25日】新華社は25日、有識者が経済問題を議論するオムニメディア形式のトーク番組「中国経済円卓会議」の第4期を配信した。

 番組には、国家発展改革委員会の李慧(り・けい)国民経済総合司副司長、国家統計局の王冠華(おう・かんか)国民経済総合統計司副司長兼報道官、中国のシンクタンク中国国際経済交流センターの張燕生(ちょう・えんせい)首席研究員、深圳上場の製薬会社、重慶華森製薬の游洪濤(ゆう・こうとう)董事長が出席。第1四半期(1~3月)の経済情勢や今後の成長見通しについて意見交換した。

 王氏は「今年の中国経済は、良好なスタートを切った。マクロ経済の基盤が安定を維持していることの表れであり、中国経済が構造転換と高度化を通じてより強固になったことも示している」と指摘。中国経済は世界の主要経済国・地域の中で主導的地位を保っており、依然として世界の経済成長の重要なエンジンで、安定剤の役割を果たしていると述べた。

 中国の第1四半期の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質で前年同期比5.3%増の29兆6299億元(1元=約21円)となり、2023年通年の5.2%増を上回った。中国は今年の経済成長率目標を5%前後に設定している。第1四半期の貿易額は5.0%増の10兆1700億元と初めて10兆元を上回った。

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