【台湾】AIエキスポ開催、企業・ブランド250超が参加[IT]

AIエキスポ台湾が台北市の円山争艶館で開催中=24日(NNA撮影)

人工知能(AI)関連の見本市、台湾AI博覧会(AIエキスポ台湾)が、台北市の円山争艶館で開催中だ。250超の企業・ブランドに加え、大学・専門学校60校、ベンチャー56社などが参加する。期間は26日まで。

同見本市の開催は3回目で、電子時報(デジタイムズ)などが主催。「スマート工場」「AIシティー」「コーポレート・ガバナンス」「商業生活」「生命科学」の5分野を網羅し、最新のクラウドストレージ、チップ演算、機械知覚、工業コンピューター、ソフトウエアソリューションなどを扱う。

24日には開幕式が開かれ、デジタイムズの黄欽勇董事長や台湾数位発展部(デジタル発展部)数位産業署の呂正華署長、台北市の蒋万安市長が出席した。

呂氏は「われわれの最も重要な仕事はAI、ソフトウエア、情報セキュリティーで、いかに台湾の産業をハードウエアからソフトウエアの方面へ発展させるかだ」と指摘。「デジタル面が強くなってはじめて台湾産業も強くなることができる」と力を込めた。

蒋氏は、台北市をAIを活用したスマートシティーとする目標を改めて示し、黄氏にアドバイスを求めたと明らかにした。また分野を超えた専門性を持つデジタル人材の育成にも意欲を示した。

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