flumpool、山村隆太出演映画『風の奏の君へ』に主題歌書き下ろし 松下奈緒とタッグ

flumpoolの新曲「いきづく feat. Nao Matsushita」が、6月7日公開の映画『風の奏の君へ』の主題歌に決定した。

同映画は、お茶の名産地である岡山県美作(みまさか)地域を舞台に、この地を訪れたピアニスト 青江里香と茶葉屋を営む兄弟をめぐる物語。以前よりflumpoolの山村隆太(Vo/Gt)が俳優として出演することが発表されていた。

主題歌はflumpoolが主演の松下奈緒をフィーチャリングに迎え、映画のために書き下ろした新曲。壮大なアレンジとフィーチャリングならではの行き交うボーカルを軸に、目には見えない想いや、人と人の関係性に気づかされるスケールを感じるようなバラードに仕上がっている。

松下は「喪失感や、心にぽっかり穴が空いてしまったようなイメージをこの曲から感じました。だからこそイメージとは逆の表現で、山村さんに寄り添う形で歌わせていただきました」とコメント。山村は「“いきづく”は“生きることに気づく”という意味です。世間に流され生きてきた男が、もう忘れようとしていた人との再会することで気づいた胸の鼓動や大切な人を想う深い慈しみを、ヒロインを演じる松下さんと一緒に歌えたらと思って書きました」と語っている。

また、本ビジュアルと本予告映像も公開されており、映像では映画の世界観と合わせて主題歌の様子がチェックできる。

さらに、松下は劇中楽曲「小さな奇跡 ~Un petit miracle~」「風の奏」の作曲も担当。「言葉以上に伝わるものがあってほしいと思いながら、岡山のロケーションで感じた想いで曲を紡いでいきました。できれば良い音響の映画館で映像と共に感じていただけたら」と語っている。

なお、flumpoolは現在デビュー15周年を記念した約3年ぶりとなる全国ツアーを開催している。

<山村隆太(flumpool)コメント>

「いきづく」は、命の本質と日常生活の中での生の意義をテーマにした楽曲です。
映画の役やこれまでの人間関係を通じて、愛する人の影響力を体験し、そうした経験をもとに作り上げていきました。
風が花に触れることで身体を手に入れるように、愛する人に触れることで生きていることに気づく。

この曲では心と感情の不可視な重要性を音楽を通して表現し、僕らの日々の生活の中でしばしば見落とされがちな、生き生きとした生の感覚を呼び覚ます、そんな曲になってほしいと思っています。

また、映画の中では想いを交わすシーンの少ない2人が最後にこの歌で声を重ね合うんですが、ただの主題歌ではない、映画の大切な一部となれていることを心から嬉しく思います。

<松下奈緒 コメント>

主題歌「いきづく」の制作に参加させていただきとても楽しかったです!
澄んだ空気、青空、茶畑の緑…など撮影を共に過ごした山村さんがどんな歌詞を書かれるのかすごく楽しみでしたので、デモをいただいた時に、爽やかで優しい風が吹くこの曲が物語の中ですれ違う2人の心を温かく包み込んでくれるようだなと感じました。
スクリーンでは『いきづく』が美作の素敵な風景と共に流れると思うと本当に楽しみです!

(文=リアルサウンド編集部)

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