藤子Ⓐキャラの石像ピカピカに 氷見で清掃

藤子Ⓐさんの人気キャラクターの石像を清掃する会員=氷見市丸の内の光禅寺

  ●観光ボランティア

 氷見市の観光ボランティア「つままの会」は25日、能登半島地震からの復興への願いを込め、同市丸の内の漫画家藤子不二雄Ⓐさん(元富山新聞記者)の生家、光禅寺境内にある人気キャラクターの石像4体を清掃した。今年は藤子Ⓐさんの生誕90周年で、メンバーはふるさとに尽くした巨匠へ感謝を込めながら、念入りに磨いた。

 石像は忍者ハットリくん、怪物くん、笑ゥせぇるすまんの喪黒(もぐろ)福造(ふくぞう)、プロゴルファー猿を等身大で表現している。比美町商店街振興組合が2009年に設置した。

 氷見市中心部では5月4、5日に藤子不二雄Ⓐまんがワールドまつりが行われ、大勢のファンでにぎわう。今年はまんがワールド90周年記念大漁旗がお披露目されるほか、光禅寺では藤子Ⓐさんの交流があった人の手紙や作品の原画なども紹介する。茶山秀雄会長(73)は「復興に向けた一歩になればありがたい」と話した。

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