【ソフトバンク】福岡ドームの命名権「2年12億円」で契約金最高額を更新

「PayPayドーム」から「みずほPayPayドーム」に名称が変更された

ソフトバンクは25日に福岡ペイペイドームから「みずほペイペイドーム福岡」に名称変更したと発表した。

オンラインで報道対応した白川隆志取締役は、シーズン途中の球場名変更に「もう少し早く締結、発表まで持っていきたかった」と明かした上で「新しい契約スタイルのため、このタイミングでの契約締結になった」と説明。バス停などの表記変更の調整、球団応援歌の歌詞変更などを今後、速やかに行っていくとした。

今回のネーミングライツ契約を巡っては「国内一軍初の連名」という部分が強調されがちだが、驚くべきは契約規模の大きさだ。業界関係者の話を総合すると、期間は2年、2社トータルで契約金12億円程度とみられる。年間で約6億円。2005年にヤフーが年間5億円で命名権を取得して「ヤフードーム」に改称した際の球界最高額を大きく塗り替えた。

本拠地開催の際に少なくとも週3日ないし6日、ニュースなどに取り上げられる宣伝効果は他競技の施設とは段違い。加えて白川取締役は「プロ野球以外にもイベントやコンサートの開催もある。両社に対しては露出の面で貢献していきたい」とみずほフィナンシャルグループ、ペイペイ側のメリットを強調した。

今回の〝2社連名〟は球団側から仕掛け、文字通り強力なバックアップを得た形だ。チームはすでに貯金8と首位を快走し、開幕から観客動員も好調。鷹が話題をさらっている。

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