現地４月24日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でワシントン・ナショナルズと対戦し、11対２の快勝を飾った。この日も圧巻だったのは２番・ＤＨ（指名打者）で先発した大谷翔平だ。６打数３安打２打点でヒットがすべて二塁打という無双ぶり。MLBトップの打率も.371に伸ばしている。
大谷と同様にシーズン開幕から出色の出来を披露しているのが、１番のムーキー・ベッツである。こちらも大谷に負けじと６打数４安打２打点と気を吐き、打率も.365と大谷に６厘差と肉薄。まさに脅威の１・２番コンビである。
そんなベッツがナショナルズ戦後にユニークなコメントを発した。「次を打つオオタニにインスパイアされないのは難しい？」と報道陣に問われると、「いや、全然難しくないよ」と即答。「だってショウヘイにできることの90％は俺にはできないからね。だからやるつもりもないよ」と話し、「俺はあくまでムーキーじゃなきゃ。最高のムーキー・ベッツになるよ。いまさら身長を６インチ（約15センチ）、体重を50パウンド（約23キロ）も増やせやしないんだ。そういうものさ」と笑みを浮かべた。
ベンチでも事あるごとに絡み、時に話し込むなど、すでに厚い信頼関係で結ばれている印象の大谷＆ベッツ。MLB最強のツートップがドジャースの快進撃を力強く牽引する。
構成●THE DIGEST編集部
