週刊コンビニエンスストアニュース ローソン、販売期限切れ「からあげクン」を活用した取り組み

食品ロス削減と食品の有効活用を目的に、“販売期限切れ”(消費期限内)となった「からあげクン」を急速冷凍し、支援を必要とする子ども食堂などへ寄付する取り組みを、4月18日から東京都豊島区内のグリーンローソン(ローソン北大塚一丁目店)で開始した。店舗で販売期限切れとなった「からあげクン」を、鮮度を保ったまま保存が可能な急速冷凍機で凍結し、子ども食堂などを運営するNPO法人に寄贈。再調理して昼食や夕食メニューに活用してもらう目的で、環境省「令和5年度 食品廃棄ゼロエリア創出モデル事業等」と東京都「フードテックを活用した食品ロス削減推進事業(令和5年度)」にも採択された取り組み。CVSの食品ロスや廃棄ロスは、以前に比べて大幅に抑えられてはいるが、どうしてもゼロにはならない。ゼロに近づける取り組みは、鮮度を保ったまま保存可能な急速冷凍機の活用で現実的となった。業界を挙げての取り組みに広がれば、ロス・ゼロ社会に向けて大きく前進することが見込まれる。

ローソン<ナチュラルローソン>“プラントベースフード”5品を発売

4月23日から順次、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県のナチュラルローソン店舗で、肉を大豆ミートで代替した「生姜焼き風弁当」(税込599円)、卵・乳・白砂糖不使用の「ナチュラルティラミス」(同235円)、動物性原材料不使用で1食分の野菜が摂れる「キウイドレッシングのALL GREEN SALADA」(同581円)など、“プラントベースフード”5品を発売する。

閉店したスーパー跡地を活用した新店舗

北海道厚真町の買物困難地域に、閉店したスーパー跡地を活用した新店舗「ローソン上厚真店」を4月25日にオープンする。スーパーがなく、最寄りのコンビニエンスストアまで10㎞、60歳以上の人口比率が4割超の厚真町の顧客の利便性向上を目的に出店。約3000アイテムの品揃えに加え、弁当やサンドイッチを調理する「まちかど厨房」も展開し、「無印良品」の商品も取り扱うほか、地元の食料品についても一部販売を予定。また、マルチメディア端末Loppi(ロッピー)やATM、ゆうパックなどのサービスも提供する。店舗横には町民のための交流スペースを設置した。

「タイパ」ニーズに対応したケーキ2品

外出先でも気軽に食べられるよう、ケーキをスティック状にした「Uchi Café ご褒美スティックケーキ ぷっくりクリーム&いちご」(税込268円)と「Uchi Café ご褒美スティックケーキ 濃厚モンブラン」(同292円)の2品を、4月19日から順次発売。

<ナチュラルローソン>店内でつくる「かき氷」を発売

4月23日から東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の一部のナチュラルローソン店舗で、店内で作成するかき氷「雪ふわかき氷 贅沢いちご」(税込410円)、「雪ふわかき氷 濃厚ピスタチオ」(同410円)、「雪ふわかき氷 贅沢いちごミルク」(同500円)、「雪ふわかき氷 濃厚ピスタチオミルク」(同500円)を発売する。

<ローソン・スリーエフ>今週のイチオシ!新商品

  • 「豚ロースの生姜焼弁当」……生姜の辛味とコクの効いたタレがご飯にぴったりの弁当(税込588円)。
  • 「ねぎとろ半熟たまご丼」……濃厚なねぎとろが楽しめ、半熟たまごのコクがねぎとろを引き立てた丼(同650円)。

セブン-イレブンデニーズの人気メニュー2品を発売

セブン&アイ・ホールディングスグループのPB「セブンプレミアム」から、「セブンプレミアム デニーズ四川風担々麺」(税抜498円)と「セブンプレミアム デニーズたらこスパゲッティ」(同298円)の2品を、4月16日から順次発売。調理の手間なく、レンジアップだけで本格的な食事を楽しめる冷凍食品で、セブン-イレブンにオリジナルフレッシュフードを供給する武蔵野とフジフーズの製造技術を活かして開発。おいしさと品質にこだわった。

ファミリーマート4回目となる宇治抹茶商品フェア

4月16日から「濃い宇治抹茶まつり」と題して、風味豊かな“濃い”宇治抹茶を味わえる商品を発売。「濃い宇治抹茶のモンブラン」(税込320円)、「濃い宇治抹茶のフレンチクルーラー」(同258円)、「濃い抹茶のしっとりクッキー」(同178円)など、“濃さ”と“本格感”を手軽に味わえる全14種類をラインアップした。過去3回実施した宇治抹茶フェア対象商品の累計販売数は1600万食を超え、昨年実施した全商品「上林春松本店」監修の「謹製宇治抹茶づくし」は、売上金額が対前年比10%増を達成した。

生成AI活用で作業時間50%削減可能な業務を特定

昨年12月から3ヶ月間の検証で、生成AI活用による業務効率化の広範な実証実験を進めた結果、作業時間を約50%削減できる見込みとなる業務を特定した。今期に集中的に効率向上に取り組む方針を固めた。今回、時間削減効果がみられた業務は、各種アンケートの集計作業や社内文書および社員教育資料の作成、店舗経営を支援するスーパーバイザーからの本部担当社員への問い合わせ対応で、これらの業務に生成AIを活用することで、業務時間の大幅な短縮につなげる。

生成AIの推進に当たっては、全社横断の「生成AIプロジェクト」を立ち上げ、50人のメンバーが、「セキュリティ・レギュレーション作成」「Q&A作成・自動回答」「文書作成・要約」「定型シート作成」「法令・リスクの洗い出し」「翻訳」の6領域で、新たな業務改善方法の検討や効果検証を行っている。

「コンビニエンスウェア」に文具35アイテムが新登場

4月23日から、コクヨと共同開発した「コンビニエンスウェア」の文具ライン35アイテムを展開する。書き心地の良さを追求し、中紙を使用した「キャンパスノート」などの定番から、ファミリーマートカラーの「カドがたくさんある消しゴム」や「カラーマーカー」などの商品で、使い心地やデザインを追求した。

「ファミマ・ワーク・システム(FWS)」を全店に導入

店舗業務における生産性向上、業務効率化の取り組みとして、ストアスタッフの勤務シフトやワークスケジュールを自動作成する「ファミマ・ワーク・システム」を、4月から順次導入を開始。今年度中に希望する加盟店全店に導入する。「ファミマ・ワーク・システム」は、シフト作成機能と個店の売上や客数に応じたワークスケジュールを自動作成する機能を持ったシステムで、実証実験で導入した店舗では、シフト作成で平均約60分、ワークスケジュール作成で平均約120分の業務削減に加え、ストアスタッフの各時間帯における作業が明確となり、待機時間が減少。生産性向上に結びついている。

ミニストップ「バター香るビッグ三角パイ」

バター風味のパイ生地の表面にグラニュー糖をトッピングして三角形に焼き上げた。パイ生地のサクッと食感とバターの風味豊かな味わいがマッチするように仕立てた。4月16日発売で価格は税抜98円。

発売30年目のハロハロに2品が初登場

初登場のハロハロは、パチパチはじける爽やかな「パチパチ温州みかんソーダ」と北海道産あずき使用の「練乳あずき」の2品。定番の「ラムネ」も季節に合わせて発売した。4月19日発売で3品とも税抜400円。ハロハロは、ソフトクリームバニラとシャリシャリ食感のかき氷を組み合わせた、ミニストップの代表的なスイーツ。

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