「甘い言葉にご用心」 SNS型投資・ロマンス詐欺の被害急増 群馬・高崎市で防止呼びかけ

詐欺被害の防止を訴える高崎署員ら

 全国で被害が急増している「SNS型投資詐欺」と「ロマンス詐欺」に対する防犯意識を高めようと、群馬県警高崎署(小菅博司署長)は25日、高崎市問屋町の群馬銀行高崎支店で啓発活動を行った。署員8人が参加し、来店者に啓発用の菓子やチラシを配るなどして被害防止を呼びかけた。

 菓子製造販売の原田・ガトーフェスタハラダ(高崎市新町)が協力。署員が作成した紙ラベルを巻き付けた、初の“コラボ商品”が実現した。ラベルには「チョコっと待った!」「甘い言葉には用心を!」など、注意を促す言葉を添えた。

 菓子100個を詐欺の手口を紹介するチラシと共に、来店者に配った。署員は「被害が増加しています」「怪しいメッセージに注意して下さい」などと声をかけた。

 同署の土屋大岳刑事第二課長は「突然知らないアカウントから投資を持ちかけられたら全て詐欺だと思ってほしい」と強調。「会ったこともない相手からもうけ話などがあったら、まずは信頼できる人や警察に相談して」と訴えた。

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