今年のGWは”のんびり派”多い?旅館と観光名所に聞いてみるとあの新型への期待も

待ちに待ったゴールデンウィーク目前。最大10連休という方も多いと思いますが、皆さんはどんな予定がありますか?

宿泊施設、観光地で高まる期待感。一方で、気になる値上げの波。
今年のゴールデンウィークの動向を調べてみました。

Q.間もなくゴールデンウィーク、皆さん何をしますか?

街の人
「ちょっとキャンプに行こうと思ってます。岡山の自然の家みたいなところで」
「新入社員なんですけど同期とバーベキューを予定してて、それが楽しみ」
「普段遊んでるからゴールデンウィークはゆっくりしようかなと」

意外と「のんびり派」が多い様子。

大手旅行会社JTBも、「今年のゴールデンウィークの国内の旅行者数は物価高騰の影響もあり去年並みで、行先は近場が多いものの去年に比べては分散傾向、鉄道や航空機を利用する旅行者が増える」と、発表しています。

そんな中、鳥取県米子市の旅館を訪れてみると。

菊乃家 柴野憲史 社長
「料金アップさせていただきましたけれどもね」
「ほぼ、いい日は満室という状況で順調に入ってきております。」

こちらの旅館では原材料費や光熱費の高騰を理由に、宿泊代金を例年に比べ最大2000円ほど値上げしましたが、4月27日からの3連休、5月3日からの4連休は満室に。ただ、全体としては去年並みに落ち着いているということです。

一方で…

足立美術館 菅野綾夏 広報課長
「これまでと比べて、個人のお客様の入込みがコロナ禍以上に戻ってきておりますので、このゴールデンウィークも非常に期待したい」

島根県安来市の足立美術館。
今年のゴールデンウィークは去年の1.6倍を超える3万5000人の集客を
見込んでいるといいます。

集客を底上げしている理由の一つがインバウンド客。

昨年度のインバウンドの入込客数は、コロナ禍で最も落ち込んだ時に比べ30倍近くと脅威的な数字を記録し、米子‐ソウル便やクルーズ船の寄港を追い風に、今もその数はぐんぐん伸びているといいます。

そんな中、期待のまなざしを向けているのがあの"新型"です。

足立美術館 菅野綾夏 広報課長
「新型やくもに乗車するツアーで、足立美術館にお立ち寄りいただいたりとか、そういったツアーも設定されるのを見かけるので」

各旅行会社から、足立美術館をはじめ出雲大社などを新型やくもで巡るツアーが販売され、これも来館者数の増加を後押しします。

足立美術館 菅野綾夏 広報課長
「若葉も新緑も非常に美しくて、ぜひ爽やかな清々しい初夏の庭園と展示をお楽しみいただきたい」

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