結木滉星、詐欺は身近なものだと痛感「こんなパターンもあるんだ」

結木滉星(撮影=村上順一)

向井理、内田理央、荒川良々、結木滉星、伊藤淳史が、都内で行われたテレビ東京×WOWOW 共同製作連続ドラマ『ダブルチート 偽りの警官 Season1』(4月26日夜8時から放送スタート)の記者会見に登壇。ドラマの見どころや撮影エピソード、詐欺を題材にした本作から学んだことについて語った。

『ダブルチート 偽りの警官 Season1』は、正義の警察官が詐欺師という二つの顔を持つ多家良啓介(演・向井理)が主人公。多家良の裏の顔、“詐欺師K”の正体は詐欺師を狙うダークヒーローなのか、それとも悪か、テレビ東京×WOWOWの初タッグで送るクライム・エンターテインメント作品。

多家良に複雑な思いをもつ、多家良のかつての後輩で、宮部ひかり(演・内田理央)のバディでもある、警視庁捜査二課・特別捜査室6係の山本貫太を演じる結木滉星。

結木は、自身が演じる山本貫太を演じるにあたり、「3度目の警察官役。これまでは熱血漢だったり、ちょっとオトボケた警察官役でしたが、今回はガラッと変わってクールな役なので、新たな一面として見てもらえたらと思っています」と話し、回を重ねるごとに人間味が溢れてくるキャラクターで、とても魅力的だと紹介した。

本作で見せる警官と詐欺師という多家良の2面性とかけて、共演者の裏の顔について聞かれた結木は、「向井さんが完璧すぎる」と、向井に欠点がないことを語った。何か欠点を探そうと内田と二人で詮索しているとのことだが、2時間くらい喋っても何もまだ見つかってないという。全く裏の顔がないと話すと、向井は「欠点はあるよ。歌が下手」と欠点を自ら明かしたが、それを聞いた結木は、「それはかわいいってなります」と、まだまだ諦めていない様子。

撮影現場でのエピソードについて内田は、「結木さんはムードメーカーなんです。スタッフの皆さんからも役名の寛太で呼ばれたりしています」と明かすと、役名で呼ばれるようになった経緯として結木は、「向井さんが『貫太』と呼ぶシーンがあって、その日からみんなに貫太って呼ばれるようになりました」と説明。そのシーンについて向井が補足。「台本ではそこは山本だったけど、距離感をちょっと変えた方がいいなと思って貫太に変えてもらいました」と向井のアイデアがきっかけでそう呼ばれるようになったようだ。だが、次の日にはみんな忘れていて、本人も「貫太」と呼ばれても反応していなかったと、会場の笑いを誘った。

さまざまな詐欺の事例が登場する本作。この作品を通して感じたことについて結木は、「僕自身、こんなパターンの詐欺のやり方があるんだと知りました。この作品が(みんなにとって)いい情報になればいいなと思いますし、(詐欺は)身近なものなんだと痛感しているので、僕がそういう機会にあったとき、一人で抱え込まず、誰かに相談したり、少し疑うことも覚えた方がいいなと思いました」と様々な学びがあったと語った。

続いての質問は、向井演じる多家良が詐欺師としていろいろな職業を演じ分けていることから、今の仕事以外で興味のある職業、やってみたい仕事について聞かれた結木は、「医者になってみたい」と回答。「幼い頃からサッカーをやっていて、怪我をした時などに直接救える仕事でかっこいいと思ったから」と、その理由を明かした。【村上順一】

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