食べられる野草の見分け方は? 京都府京丹波町で観察会、お薦め料理法も紹介

園内を歩きながら、食べられる山野草について山田園長(左)に案内される参加者ら=京都府京丹波町坂原・わち山野草の森

 京都府京丹波町坂原のわち山野草の森でこのほど、「食べられる野草観察会」が開かれた。職員の案内で散策路を歩きながら、食材になる草花の見分け方やお薦めの料理法を学んだ。

 恒例の年間講座「栽培教室」で、初回の21日は同町や綾部市などから11人が参加した。柔らかな新芽が多い季節に合わせ、園内の食べられる植物を山田義法園長(55)が解説した。

 ノビルは「球根を掘り採って、からしみそで食べて」、フジの花は「湯通ししてポン酢をつけるとおいしい」と参加者に説明した。ニラは有毒なスイセンと外見が似ており「においで違いを覚えて」と注意を呼びかけた。

 綾部市神宮寺町の女性(82)は「食べられる野草が予想以上に多い」と驚いていた。女性の娘(56)も「珍しい植物をたくさん見られた」と喜んでいた。

 栽培教室は、2025年1月まで毎月催される。

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